育薬研究教育センター

概要
 長崎大学薬学部は、明治23年(1890年)に創立された第五高等中学校医学部薬学科を起点として、平成27年には創立125周年を迎えました。その歴史の中では、ノーベル化学賞を受賞されました下村 脩博士を筆頭に多くの優秀な人材を輩出してきました。また、平成18年の薬学教育制度の大改革の際には、医歯薬融合型の研究科組織を活かし、チーム医療の現場で活躍でき、地域医療に貢献できる薬剤師や臨床薬学研究者・教育者、高度専門薬剤師を養成するための薬学科(6年制課程:定員40名)、創薬等に関する高度の専門的知識を修得し、医薬品の開発や供給などを担う研究者・技術者を養成するための薬科学科(4年制課程:定員40名)の2学科を設置しました。平成18年4月には、4年制卒業の薬剤師の更なる研鑽のために、薬学部附属の地域薬剤師卒後教育研修センターを設立し、地域薬剤師を対象に様々な生涯学習講習会を提供してきました。そして、平成22年4月には、下村 脩博士ノーベル化学賞顕彰記念創薬研究教育センターを設立し、平成27年4月には、医療に密着した教育研究を進展させる一環として、医療薬学系4研究室の坂本病院地区への移動が行われるなど、国立大学薬学部としての使命を果たすべく、機能強化を進めているところです。

 近年の科学の進歩は著しく、薬学においても、その内容が急速に複雑かつ多様になり、高度になってきています。また、育薬の観点から医薬品の有効性及び安全性を向上させ、医療の多様化に加え、感染症や環境汚染などによる健康被害の防止にまで拡大した国民のニーズに的確に対応できる高資質の薬剤師が求められております。そこで長崎大学薬学部では、このような先導的な薬剤師養成のための教育プログラムを開発して実践し、育薬に関する研究活動および臨床共同研究を支援するために、育薬研究教育センターを平成28年4月に設立しました。育薬研究教育センターでは、薬学部学生および大学院生に対する育薬に関する講演会、研修会等を行うことにより、学生の才識の向上を図り、社会に貢献できる先導的な薬剤師の育成並びに若手研究者の研究支援を推進していきます。