長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
天然物化学研究室

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2022年度 薬学部担当科目

授業科目 対象年次 必修・選択 担当教員
生薬学 2年 必修 田中 隆、齋藤義紀
臨床漢方学 2年 選択 田中 隆、前川靖裕
分子構造解析学 2年 選択 田中 隆、山田耕史、齋藤義紀、松尾洋介
天然物化学 3年 必修(薬科学科)、選択(薬学科) 田中 隆、齋藤義紀
薬学基礎実習(有機系)【天然物化学】 3年 必修 田中 隆、齋藤義紀、松尾洋介
天然薬物資源学特論 修士 選択 田中 隆、齋藤義紀、松尾洋介

講義概要

■生薬学
生薬や薬用植物は,臨床現場で使用される漢方薬の原料としてだけではなく,医薬品開発や食品分野でも重要である。そのような生薬の由来、見分け方、化学成分、薬理作用、漢方薬での配合について学習し、天然薬物を理解し,漢方薬の使用,創薬,食品開発のための資とする。

■臨床漢方学
現在、多くの臨床医が漢方薬を患者に処方している。本授業では漢方医学の背景となる病気の捉え方を理解し、実際の症例を通して使用される漢方製剤についての知識を得て、薬剤師および創薬研究者としての造詣を深める。

■分子構造解析学
医薬品分析、有機合成の生成物の確認、生薬・天然物化学での成分の構造解析など、薬学の有機化学において必須の質量分析、赤外線吸収スペクトル、水素及び炭素核磁気共鳴スペクトルなどによる有機化合物の構造解析法を習得する。

■天然物化学
植物や微生物に含まれる膨大な種類の天然有機化合物は、その生成過程によっていくつかのグループに分類することができる。天然有機化合物の分子の成り立ちを知り、それらが医薬品として応用されている事例について学ぶことで、新たな天然機能性物質を開発する能力を培う。また、天然有機化合物の抽出分離分析法、食品や香粧品など産業応用の例とそこで必要とされる技術についても学ぶ。

薬学基礎実習(有機系)【天然物化学】
漢方生薬などの薬物資源植物から成分を抽出分離するとともに成分分析法を実践することで,天然有機化合物の取り扱い,スペクトル解析に関する基礎的知識,および生薬の理化学的確認方法を学ぶ。

■天然薬物資源学特論
学部教育で学習した天然有機化合物について、それらの分布、分離法、構造決定法、機能性、産業的応用などについてより高度なレベルで学習する。


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