広島支部

支部長 大石 輝雄(昭35)

 広島支部では恒例により,暑さの厳しい8月22日(土)18:00に広島市内ホテルで長薬同窓会“広島ばってん会”を開催しました。
 今回は長崎県薬剤師会会長で,本部の同窓会副会長でもある高木 康氏に医薬分業の現状や問題点についての講演をお願いしてある旨の案内状を会員に送付し,参加を呼びかけましたところ,最近では最多の28名の出席となりました。また本部理事の木下敏夫先生,大阪から左利龍彦氏の参加もあり,非常な盛会となりました。
 まず松浦大先輩の音頭で乾杯の後,森崎氏により,広島県保健医療計画と救急医療体制の実体についての小冊が紹介された。この広島県の保健医療行政の今後を示した貴重な資料を提供された会員の村上 剛氏に感謝いたします。
 続いて,高木氏の講演を拝聴しました。長崎市薬剤師会会長時に院外処方せんの発行促進とその受け入れ体制整備において実際に指揮された関係もあり,その体験談を中心とした現実味のある内容に全員が引き込まれてしまいました。会員からも非常に感銘を受けたとの声があり,これから医薬分業を進める上で貴重な講演であったと感動しています。なお,講演の中で,医薬分業促進の壁になっているのが利益優先の考えであるのは残念であり,これらの問題を解決するのに相当に苦慮されている会長の姿がみられました。まだまだ真の医薬分業にはほど遠い現状であるようで,今後の若い人の薬剤師としての責任感をもった活躍に期待せざるを得ないのが現実であるように感じました。
 木下先生からは現在の母校の情況について詳細な報告があり,母校も講座が増加して,ますます充実していく様子が伺えました。これらの話の後では,両氏とも会員と親しく懇談され,いろいろと話題を提供していただき,話も弾んで,またたく間に閉会の時間となりました。従っで恒例の自己紹介は省略して,若い人だけに自己紹介をお願いするに止め,校歌を合唱後閉会とし,二次会へと移行しました。
 最後に,またまた本会の松浦隆人先生が厚生大臣より,政岡俊和先生が県知事より,薬剤師としての活動を評価され表彰されましたことをお伝えして広島だよりとします。

出席者:
長薬同窓会副会長・長崎県薬剤師会会長 高木  康先生(昭35)

氏  名  

卒業年次

氏  名

卒業年次
松浦  隆人  昭16 品川  龍大郎  昭44
栗原  惇  昭19 森崎  孝幸  昭45
工藤  重子  昭32 松井  由子  昭48
一ノ瀬 幸生  昭35 野本  鈴枝  昭48
大石  輝雄  昭35 小野  美子  昭55
元永  育子  昭35 長柄  眞司  昭57
木下  敏夫  昭35 池田  たまみ  昭58
橋口  信彦  昭36 宮下  孝志  昭59
望月  恵子  昭36 小山田 京子  昭60
左利  龍彦  昭38 岸川  英子  昭60
沖川  正善  昭41 尾崎  理子  平6
清水  捷宏  昭42 岡村  典子  平8
村上  郁子  昭43 手島  賢二  平8
西宮  嶢  昭43

前の記事 目次 次の記事