

中国産薬用植物の成分研究
ユカンは、中国南西部の雲南省やチベットの少数民族が抗炎症薬として利用し、果実は薬用及び食用にされるトウダイグサ科の木本植物です。また、インドの伝統医学アユルべーダでも使用されていて、最近は果実が日本にも健康食品として輸入されています。我々はこの植物の機能性を化学的に裏付けることを目的として成分検索を行っています。この他,アカネ科やノボタン科に属する数種のマレーシア産薬用植物についての研究も開始し、硫黄原子を含むイリドイド配糖体とそのニ量体、青酸配糖体のガロイルエステルなど多数の新規化合物を分離構造決定しました。

ユカンから得られたノルセスキテルペノイド配糖体
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