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Last updated 05/10/12

薬剤学研究室HPへ戻る

 薬剤学研究室は、旧制度の大学院(1999-2010)では臨床薬学専攻に所属していた事情もあり、学部生の配属では、薬学科4〜6名、薬科学科0〜2名(2012年度)と、薬学科主体の構成となっています。DDSの研究分野は、臨床および創薬の両面を持っており、薬科学科の枠は2名と少ないですが、薬科学科の学生の配属はMost Welcomeです。臨床・創薬分野で活躍できる有為な研究者(薬剤師)の養成を目標にしています。
  • 長崎大学薬学部生で興味がある方へ:
     配属する可能性がある方は、必ず研究室を訪問して、教員や先輩からいろいろと話を聞き、質問して参考にして下さい。実験見学も歓迎します(あらかじめ連絡下さい)。配属期間は非常に長いので、十分に考えてから決めましょう。
  • 長崎大学薬学部以外から大学院を受験されたい方へ:大学院受験案内
     実際に受験されたい方は、西田教授まで気軽に照会して下さい。ちなみに、2011年8月実施の大学院入試では、入学枠がありました(内部で定員に達していない)。

研究テーマ
 ドラッグデリバリーシステム(DDS)の新規開発と薬物療法の最適化を研究の柱にしています。詳細は研究内容を参照して下さい。また、これまでの学術論文については、研究業績を参照して下さい。
  • 新規投与形態 (経路、部位) の開発:
     腹腔内の臓器表面からの吸収を利用
  • 遺伝子医薬品の体内動態制御:
     投与の条件に着目した安全な遺伝子治療
     遺伝子導入促進剤の開発
  • 臨床薬物動態学(病態、治療):
     薬物相互作用、病態、各種生理的条件下
薬剤学研究室の特色
 研究内容からすれば、「薬剤学」研究室は、「薬物動態制御学」とか「分子薬剤学」研究室と呼ぶ方がいいかもしれません。しかし、「薬剤学」の名称にはこだわりがあり、設立当時から名称は変わっていません。なんと、2010年で50周年を迎えました。詳細は研究室の歴史を参照して下さい。

他の臨床系の研究室との違い:

 薬物動態解析・制御が基本になりますので、臨床では、TDM投与設計にすぐ活かすことが出来ます(薬剤学研究室で鍛えられて良かったというOB・OGの声をよく聞きます)。また、DDS製剤には詳しくなりますので、創薬の面でも強くなります。さらに、薬物療法に密接に関連する、病態や薬物相互作用などの知識も豊富になります。OBの声も参考にして下さい長崎大学入学パンフレット: 薬剤学研究室出身 兒玉 幸修 がん専門薬剤師・博士)。
 その他の面では、PCや英語のスキル向上に非常に力を入れており、3,4年次には英語の輪読会や研究講義を行っています(3・4年生講義)。研究室の情報共有などには、WebClassやMLなど、ICTをフルに活用しています。
 また、他の研究室と比較すると研究室員は少なく(少数精鋭)、アットホームな自由な雰囲気で、懇切丁寧な研究指導が期待できます。
  • 薬学部にしかない研究室
     薬物動態および製剤を様々な方面に応用する研究室は、他学部にはないと思います。
  • 生物を使用 (ラット、マウス、細胞)
     動物や細胞など生物を用いる実験に関する知識やスキルを獲得するには時間を要し、卒業後も様々な方面で活用できます。
  • 幅広い知識が必要
     実験を進めるにあたっては、薬剤学はもちろんのこと、薬物治療、生物学や物理化学を始め、様々な知識が必要です。。
  • 英語・PCスキル向上に重点
     英語は研究で必須ですし、実験の性格上、統計や動態解析などのPCスキルが必要なので、英語と情報解析教育に力を入れています。
獲得目標 (知識、技能、態度)
 What do you want to be able to do after graduation?
  • 下記のスキルを身につけながら、問題解決力、批判的思考力、課題提起力を磨いていくことが大きなねらいです。
  • 英語 (文献、論文作成、会話)
     とにかく、研究や医療情報解析において必須です。
  • プレゼンテーション、コミュニケーション
     様々な発表会・セミナー、臨床実習、4年生事前実習・情報演習系科目の指導、グループでの共同実験で身に付いていくと思います。
  • PCスキル(IT、情報セキュリティ対策)
     実験データの解析およびセミナーによって、全体的なレベルアップを目指しています。
  • 実験データの統計・動態解析
     研究の性格上、必須な知識で、臨床でも有効活用できます。
  • 生物学的・物理化学的基礎知識、薬物療法に関する幅広い知識
     実験を進めるにあたって、生物学、医学、物理化学など、幅広い知識が身に付いていくと思います。
研究室スタッフ 2011年度
 西田教授麓准教授は京都大学大学院 薬学研究科 薬品動態制御学分野(旧 薬剤学講座)出身で、宮元助教は、久々の研究室生え抜きです。西田教授は、ターゲティング、薬物動態、麓准教授は、遺伝子治療、製剤修飾、宮元助教は、病態および薬物速度論と、それぞれ得意分野が異なり、一致協力して研究を進めています。研究室のスタッフについては、研究室員を参照して下さい。
 大学院生および薬学科5年生以上は、各自研究テーマを持ち、教員の指導下、実験を進めています。生物実験はいろいろと大変なので、3,4年生は上級生による入念なケアを受けながら実験しています。
大学院生就職状況 (1991〜2010年度)
卒業年度 修士・博士就職状況
1991 久光、帝人
1992 日本シェーリング
1993 マルホ
1994 塩野義、大分大学附属病院薬剤部、博士課程進学
1995 大阪国立病院
1996 長崎大学病院薬剤部、宮崎大学附属病院薬剤部、京大博士課程進学、調剤薬局(長崎市)
1997 バイエル、三菱ウエルファーマ、病院薬剤部2名(長崎市)、ファイザー(博士卒)
1998 病院薬剤部(鹿児島市)
1999 塩野義、長崎大学病院薬剤部2名
2000 藤沢、エーザイ
2001 神戸大学附属病院薬剤部、慶應大学附属病院薬剤部、佐賀国立病院薬剤部
2002 長崎大学病院薬剤部、病院薬剤部(北九州市)、博士課程進学
2003 大村国立病院薬剤部、病院薬剤部2名(東京都、佐世保市)、臨床治験センター
2004 長崎大学病院薬剤部2名、病院薬剤部(長崎市)
2005 博士課程進学、病院薬剤部(佐世保市、北九州市、久留米市)
2006 佐賀県、病院薬剤部(長崎市)
2008 佐賀大学附属病院薬剤部(博士卒)、病院薬剤部(佐世保市、福岡市)
 2009 博士課程進学、病院薬剤部
2010 博士課程進学
 初の臨床薬学専攻の大学院生が卒業した2001年度以降は、様々な方面の臨床関係へ就職しています。また、長崎大学病院薬剤部には多くのOB・OGがいます(現在8名、薬剤部長の佐々木教授、中村副薬剤部長や病院薬学研究室の中嶋教授、兒玉助教は、薬剤学研究室の出身です)。
 薬剤学研究室で培われる研究スキルを武器にして、薬学科の場合は、ADMEやDDSに強い臨床薬剤師として活躍して欲しいです。また、博士号や専門薬剤師などランクアップを目指して欲しいものです。がんおよびHIV感染症専門薬剤師を取得した薬剤学OBがいます。もちろん、製薬企業での研究・開発部門への挑戦も応援します。一方、薬科学科の場合は、製薬企業の動態および製剤の研究部門で十分に活躍できると思います。
各種発表会など
文献セミナー 研究室セミナー(1報、セカンド、ファースト)
研究報告会 中間報告会(7,12月)、研究室セミナー中に随時
研究グループセミナー DDS・ADMEおよび遺伝子デリバリー班ごとのセミナー
卒業論文発表会 学部全体の卒業論文・ポスター発表会の予行演習
修士論文発表会 研究科全体の発表会の予行演習
3,4年生講義 英語、研究基礎、PCグラフィック・統計・動態解析を中心
学会発表 薬学会、九州支部大会、DDS学会、薬物動態学会、
薬剤学会、医療薬学会、など
 様々なセミナー、報告会・講習会があり、得られるものは大きいと思います。学会発表は啓発されるいい機会ですし、他大学の研究者・学生の交流が深まります。学会の時には、薬剤学OB・OGと会うのも大きな楽しみの一つです。
研究室行事
 よく学びよく遊べでメリハリをつけて、自主自律(自立)を基本に研究しています。標準的な研究室行事は下記の通りです。また、OB・OGとの同門会を定期的に開いています。最近リニューアルした、写真館も参照して下さい。
行事予定 行事予定
4 花見 10 歓迎会、薬学科卒論発表会
5 ボーリング大会 11 同門会、薬学祭スポーツ、歓送会
6 魚釣り 12 研究報告会、大掃除
7 研究報告会 1 新年会、薬科学科卒論発表会
8 大学院入試、九重セミナー 2 学位論文発表会
9 研究室旅行 3 送別会、卒業式