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柏葉健児 目次 背番号10

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名ノッカー!!

 


平成9 年卒業 平良 文亨

 私が学生の頃、夏休み期間の野球部の練習に、必ず顔を出されてノックなどを中心にご指導賜りました。夏の暑い日に朝から練習をし、更に内野と外野に分かれて守備を中心に練習を続けようとしたところ、三明先生が来られて「よーし!!やるかっ!」と一言。すぐにノックの準備に取り掛かられました。まず最初は内野ノック。私は外野だったので内野の様子を見ていたら、ただでさえ体力のない我が野球部員たちが右へ左へ揺さぶられ、へとへとになっていました。「やばい!」そう思った外野陣は少し体力を残しておこうと思い、軽めのキャッチボールをしながら待機していました。ところが、そんなことを知ってか知らずかいざ外野ノックが始まると内野以上の激しいノックが開始されました。「はい次ー!センター!!」の合図で、私は厳しいところに飛んでくるボールを追いかけ、やっとの思いでボールを手にしたとたん、「はい次ー!センター!!」の掛け声。私は耳を疑いましたが、やはりノックの打球はセンターへ。今度は逆方向へひた走りました。そして次は前へ後ろへ。続けざまに飛んでくる三明先生の渾身の打球が、私たち外野陣を襲ってきます。このような激しいノックが繰り返され、外野陣もへとへとになりました。しかし、このノックが夏休み最後に行われる三校戦へのいい刺激になったことを今でも憶えています。今となっては、学生時代のいい思い出になっています。
 OB戦での勇姿を見ることができないことを残念に思います。最後のなりましたが、三明先生と市川先生のご冥福をお祈りしてメッセージに代えさせていただきます。

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