野球部同窓会を作ろうと新制大学組の今泉貴世志(S31)、角田正之(S33)、高木康(S35)の3氏と小生の4人が中心になり、当時の野球部部長吉村實教授のご協力を得て、長薬野球部同窓会を発足したのが、昭和38年であった。発会式は11月、当時、十人町にあった中華料理屋「四海楼」にてOB10数人の参集を得て開催した。翌日、OB・現役対抗戦を昭和町の薬学部グランドで行なわれ、緒戦はOBチームが勝利した記憶が残っている。
あれから37年、40年代初期の学生紛争期の数年間を除き、今日まで毎年、1度も欠かしたことなく長薬野球部同窓会が開かれている。その原動力は発起人は勿論の事、歴代の野球部長の陰のお力とOB諸兄の積極的な参加が支えてくれたからに他ならない。只、忘れてならないのは学生紛争終了を待って、直ちに野球部同窓会の復活に力添えを頂き、野球部同窓会誌「柏葉健児」を創刊し、今日まですべての野球部同窓会運営の下働きにご尽力頂いた渡辺三明氏(S42)のことである。その渡辺氏が今年2月26日急逝されてことは誠に痛恨の極みである。
また、もうひと方、今泉貴世志氏はすべての例会にご出席頂き、懇親会の席上、現役野球部に「準硬式ボール」を寄贈され、翌日のOB・現役戦には必ず投手を買って出られるほど奇特な方であり、同窓会の立役者のお一人である。ここに書面を借りて敬意を表したい。
野球部OBもマネジャーを含め300名を超す世帯になっている。最近では近畿支部でも摂南大学の中牟田氏らを中心に毎年、野球部OB会が開催されている。このように野球部OBの輪が広まり、各地で「長薬人」の交友が深まる事が長薬野球部同窓会の目的の1つではないだろうか。今後は長薬ホームページを介して、情報伝達・交換を実施致したく思う。会員各位の益々のご発展を祈念しご挨拶と致します。
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