同窓会報第49号 目次

ご 挨 拶 (第49号)

会長 伊豫屋 偉夫(昭41)

 今年度の総会は関東支部の皆さんのご協力により,東京市ケ谷で多くの会員の参加を得て開催することができました。厚くお礼申し上げます。また,この総会の開催に併せ,東京でクラス会を開催していただきました学年の皆様にも心からお礼申し上げます。

 今回は谷関東支部長の発案で特別講演を取り入れ,総会の前に現在NHK 会長で前アサヒビール会長,前長崎大学経済学部同窓会長の福地茂雄氏に「変える勇気と変えない勇気」の演題でご講演いただきました。

 さて,昨年度は長薬同窓会にとりまして特別な年度になりました。昭和26年卒の下村脩博士がノーベル化学賞を受賞され,また,昭和46年卒の中島憲一郎教授が長崎大学副学長に就任され,さらに長薬同窓会長,薬学部長を勤められました昭和25年卒の古川淳名誉教授が秋の叙勲で瑞宝中綬章を受賞されました。

 特に,日本の西の端の国立大学の長崎大学薬学部の卒業生からノーベル賞受賞者が出たということは,後輩としまして大変うれしく,誇らしく,長崎では薬学部の評価が急上昇しました。今後,長薬同窓会会員の中から第二,第三の下村博士が出現しますことを祈念しています。ただ,今年3月に下村脩博士に長崎で特別講演をしていただきましたが,大学,長崎県,佐世保市の共催だったため,長薬同窓会への割り当てが少なく,多くの会員に聴講を呼びかけることが出来ずすみませんでした。なお,当日の講演を収録したDVD を大学から購入し各支部に配布していますので,機会を作って皆さんで見ていただきたいと思います。

 また,長崎大学では各学部の同窓会の集合体として全学同窓会を設立していますが,今年度から長崎大学文教町キャンパスでホームカミングデーを開催し,大学の近況報告,講演会,各学部を訪問しての現在の教育・研究の姿の見学,その後懇親会を開催することになりました。今年度は大学祭に併せて11月21日14時から開催され,他の学部の同窓生とも交流を深めていただきました。

 現在,長薬同窓会の会員は約4300名で,全国各地でいろいろな職業に従事し,国民の健康の増進と環境の保全等に日々活躍しておられます。長薬同窓会は会員皆様の会費と参加によって成り立っています。しかし,薬学部6年制の導入により,平成22年3月から2年間は卒業生が半数の40名に減り,同窓会会員も微増になります。会費の納入にもご理解とご協力をよろしくお願いします。

 長薬同窓会のホームページも伊藤潔会計幹事(昭59)の全面的なご協力により,同窓会に関する最新の情報を提供していますので,是非「長薬同窓会」でアクセスしてみてください。また,各地での取り組みやクラス会の動向等もE-mail で事務局まで情報提供をお願いします。平成22年度の総会は12年振りに復活しました佐賀支部のお世話で,6月26日にホテルニューオータニ佐賀で開催します。クラス会を兼ねて佐賀市にご集合をお願いします。

 長薬同窓会を核にして,同窓生を取り巻く大きな環境の変化に的確に対応し,同窓生が各々の立場で大いに活躍し発展していかれますことを祈念してご挨拶といたします。


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