卒業20周年(前夜祭?)の集い

七條 利幸(昭54)

 今の世の中,戦後最大とまでいわれる「大不況」のまっただ中。おまけに,消費税も3%から5%ヘアップするなど,私たちの生活もアップアップの状態といったところでしょうか。
 ところで,現在の生活といえば私たち薬剤師を取り巻く環境も非常に厳しいものがありまして,各方面の人たちから「医療の担い手」として正当に評価されるためには,患者さんへの医薬品情報の提供の問題をはじめ,在宅医療への取り組み,介護保険制度の実施に向けた対応等取り組むべき重要課題が山積している状況です。
 このような重苦しい雰囲気を吹きとばすかのように,昭和54年卒の同窓会を平成10年11月21日(土)に,福岡市内の料亭「稚加栄(ちかえ)」で開催しました(総勢25名の参加)。
 前回,卒後15年目の同窓会の席上,20周年はぜひ県外で,しかも開催地は北九州か別府でという話でまとまり,今回,幹事である地元の玉利君と原村(旧姓:馬場)さん両名のご尽力により当地で開催される運びとなった次第です。
 「卒後20周年? そいはおいたちの同窓会のことやっか!」とのご指摘を一学年上の先輩方から受けそうですが,そこの所は先人曰く「祝い事は早い方がええ」ということで大目に見てやってください(従って,今回の同窓会は正式には卒業19年の集いということになります。)。
 さて,話は私たちの同窓会に戻りますが,我が同窓会はこれまで卒業後に2回,いずれも長崎市で開催したのですが,今回,福岡で開催したことで,是永(旧姓:荒巻),田村(旧姓:竹丸),宮本(旧姓:浜口),柴田(旧姓:井口),池田(旧姓:徳永),中村(旧姓:平野)の各女史をはじめ,遠くは関東方面からはるばる駆けつけてくれた,武石(旧姓:熊谷),後藤(旧姓:山本)の両氏を含めた8名のみなさんに初めて同窓会に出席していただくことができました。
 和やかな会場。そこには,20余年前の学生時代と変わらぬ本当になつかしい顔,声,体型(?)がありました(なお,田島君は東京から2回目の同窓会出席ですが,あいかわらず学生の時の風貌そのままです)。
 19年という歳月を同窓会の席上で,たったの3時間に凝縮するには当然無理があるわけですが,久しぶりの再会に早くも「今度の同窓会はいつ?」と尋ねられると「来年やる。たぶん」「どこで?」「それは長崎やろね。やっぱり」
 というのも,来年西暦1999年という節目の年に,卒業20周年という節目の時を迎えるにあたり,同窓会を開催しない理由が全く見当たらないからなんですが,いずれにしてもみなさんからの要望があればということになりそうです。
 そのためにも,四十路を歩いている今,「一生感動,一生青春」(相田みつを著)ではありませんが,自身をふり返り,これからもより一層充実した日々を送ることで,次回も元気でみなさんとお会いできたらいいなと思っています。それまでみなさんもお元気で。
 最後に,今回の幹事を快く引き受けてくれたお二人には,前回の同窓会より参加者が多くて大変だったと思いますが,いろいろと企画をしていただき本当にご苦労様でした(さらに,原村さんには二次会のセッティングでもお世話になりました)。
 また,都合により同窓会へ出席できなかったため,本会へ多額の賛助をしていただいた7名の同窓生の志に対し,この場を借りて厚くお礼申し上げます。
当日出席者(以下、敬称略)
是永加代子(大 分) 糸永恵美子(大 分)
内原 和代(長 崎) 梅野 一福(大 分)
甲斐 豊子(大 分) 太田 佳子(大 分)
中村 尚子(福 岡) 七篠 利幸(長 崎)
田村多津子(愛 媛) 田島 泰司(東 京)
宮本由美子(福 岡) 島本 裕美(福 岡)
柴田美和子(福 岡) 高橋 久美(山 口)
武石 治子(千 葉) 玉利 一也(福 岡)
池田 陽子(福 岡) M崎 和久(長 崎)
原村 直子(福 岡) 肥田木省三(宮 崎)
中村すみ子(岡 山) 田中真由美(鹿児島)
馬場 優子(長 崎) 後藤 君代(神奈川)
松永 祐子(佐 賀)
賛助者
 唐津 なほ(神奈川) 飛永たまみ(長 崎)
 本田 良子(長 崎) 江田昌平町(大 阪)
 浜田 哲也(長 崎) 平田 敏男(長 崎)
 吉田 正則(兵 庫)

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