長崎支部

  ぐびろ会会長 伊豫屋偉夫(昭41)

 長薬同窓会の総会が2年に1度長崎市で開催される関係で,今年度の長崎支部ぐびろ会の総会は,長薬同窓会総会が開催された6月6日に同一会場の長崎グランドホテルで総会に先立ち午後4時から開催しました。今回は本部の事務局の方で受け付けや懇親会の運営をしていただいた関係で,ぐびろ会の方では支部総会の議事運営を行うだけですみました。本部の事務局の方々に感謝申し上げます。
 昨年度末に発行しました「ぐびろ会の会報」を,今年度から年2回発行することを提案し賛同を得ましたので,今年度から秋と春に2回発行することとし,昭和47年卒の猪平民雄編集長(万屋町調剤薬局)のもと,新入会員の近況や先輩各位の活動を盛り込んだ楽しい会報が発行されますので楽しみにしていてもらいたいと思います。また,編集長から原稿依頼があったときは進んで投稿をお願いします。
 さて,長崎県におきましても広域病院からの院外処方箋の発行が進み,毎年20〜30軒の薬局が増加し医薬分業が順調に進展しています。特に長崎市や諌早市,大村市などでは分業率が50%を越すまでになっています。しかし,県下79市町村のうち離島や郡部においてはまだ1軒も薬局のない町村が19もあり,無薬局町村の解消も急務となっています。また,医薬分業の進展により都市部の薬局や病院においても薬剤師の不足が生じてきております。現在,長崎県では県薬剤師会と一緒になって薬剤師確保に努めています。同窓会員の中で,学生時代を過ごした長崎に戻って,調剤を或いは薬局経営をしてみようと思われる方がおられましたら,県薬剤師会に是非ご連絡ください。長崎県はご承知の通り,気候は温暖で,刺身,チャンポン,卓袱をはじめ食べ物も和洋中とバラエティに富んでおります。海もまだ青くきれいで魚釣りもできます。
 また,長崎では今,出島復元に向け,いろいろな取り組みがなされています。周辺の民家を買収し,当時の大きさの扇形に石垣を積み直し,建物も当時の物を復元すべく10月に上棟式が行われました。2000年には日蘭交流400年の行事を行うことにしております。さらに,長崎駅周辺の再開発も進められており,三角屋根とステンドグラスで有名だった長崎駅の駅舎も取り壊され,新たに2階建ての駅舎が建設されています。近いうちに浦上駅から高架で列車が長崎駅に入ってくるようになります。
 唐八景のハタ揚げ,精霊流し,おくんち,中国盆なども毎年行われています。ぐびろ会会員も各所で活躍し,会員の増加を心待ちにしています。
 皆様のご連絡をお待ちしております。

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