貴重な古い書物

 貴重な薬学的な資料を後世の後輩たちに残すのも長薬同窓会の重要な責務と考えます。薬学部の創立記念日である明治23年6月18日の当時から長崎で行なわれていた薬学教育は、最先端のものであったと考えられていますが、そのことを示す実資料は乏しいのが現状です。
 長薬同窓会報第46号(2006年)の庶務報告(p61)でご紹介していますが、倉田順子氏より倉田初五郎氏(明31)および倉田光博(昭9)氏の遺品の書籍「裁判化学」,「調剤術読本」,「衛生試験法」,「生薬学」上巻および下巻,「グビロ(学友会雑誌)」第9〜第12号,手書きのノート「生薬学(村山長之助先生口述)」全3冊,「衛生化学(森川釖三郎先生口述)」および「裁判化学(村山長之助先生口述)」その他資料の寄贈がありました。倉田初五郎氏の遺品は明治時代のもので当時の学生の熱心な勉学への取組みがうかがえる大変貴重な資料です。下の写真はその一部で、全て同窓会室で保管しております。 その他の資料の写真はこちらでご覧いただけます。
 このような貴重な資料を収集、保存できるのは今しかありません。そこで、卒業された諸先輩方が所蔵する貴重な資料の寄贈を広く募集したいと存じます。薬専時代に使われていた当時の教科書・ノートはもちろん、薬局で使われていた貴重な資料などございましたら是非長薬同窓会にお譲りください。貴重な歴史資料として責任を持って保管し、後輩たちの教育等に活用させていただきます。
このような資料にお心当たりのある方は長薬同窓会までご連絡下さい。
ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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